シダ・カルトリは、ジョージアの中心部に位置する歴史的心臓部です。ムトゥクヴァリ(クラ)川流域の肥沃な平野から大コーカサスの南斜面まで広がるこの地域は、ジョージア文明の揺籃の地です。
ウプリスツィヘは、紀元前1千年紀初期に遡るジョージア最古の都市集落の一つです。火山岩の崖に穿たれた数百の洞窟——神殿、劇場、ワインセラー、住居——が、初期鉄器時代からキリスト教時代に至るジョージア文明の連続性を物語ります。洞窟内の岩彫りのアーチ天井は、地上の木造建築を岩に模倣した独特の技法で知られています。
ゴリ——地域の行政中心地——は、ヨセフ・スターリン(本名イオセブ・ジュガシヴィリ)の生誕地として世界的に知られています。スターリン博物館は、ソビエト独裁者の生い立ち、権力掌握、統治を記録する複合施設で、彼の生家(小さな木造家屋が保存されている)と個人用列車車両が展示されています。博物館の解釈は議論を呼びますが、20世紀の歴史への重要な窓口です。
ゴリ要塞は市街を見下ろす戦略的な丘に立つ中世の城塞で、紀元前1世紀に遡る要塞化の歴史を持ちます。ムトゥクヴァリ川渓谷と大コーカサスの稜線を一望する壮大なパノラマが楽しめます。
シダ・カルトリの北部は、2008年のロシア・ジョージア戦争の影響を受けた地域であり、アフリスタンダン(現在の行政境界線)が地域を横切っています。この緊張した政治状況にもかかわらず、リンゴ園と桃畑が広がる肥沃な低地、そしてアテニ・シオニ教会(7世紀)やキンツヴィシ修道院(12〜13世紀、見事なフレスコ画)などの中世の宝石が、この地域の深い文化的遺産を証明しています。