サムツヘ=ジャヴァヘティは、ジョージア南部に広がる歴史と自然の宝庫です。トルコ及びアルメニアとの国境地帯に位置し、標高1,000〜3,300メートルの高原から成るこの地域は、ジョージアの「南の守り」として千年以上の歴史を刻んできました。
ヴァルジア——12世紀にタマラ女王の治世下で建造された壮大な岩窟都市・修道院——はこの地域の象徴です。エルシキ山の断崖に穿たれた6,000以上の部屋、教会、居住区、灌漑システム、図書館が、500メートルにわたる13層の構造を形成しています。1283年の地震で前面の岩壁が崩落し、かつて完全に岩の内部に隠されていた洞窟群が露出しました。聖母被昇天教会の12世紀のフレスコ画には、タマラ女王自身の肖像が含まれています。
アハルツィヘ(行政中心地)のラバティ城は、9世紀に建造され、その後オスマン帝国と帝政ロシアによって拡張・改築された壮大な城塞複合体です。2012年に全面修復され、博物館、モスク、教会、劇場を含む文化センターとして再生しています。
ジャヴァヘティ高原は、火山活動によって形成された標高2,000メートル以上の広大な高原で、パラヴァニ湖(ジョージア最大の湖、37.5km²)やタバツクリ湖などの火山性湖が点在します。高原の冷涼な気候と独特の地形は、ジョージアの他の地域とは全く異なる景観を生み出しています。
この地域は多民族が共存する地域でもあります。ジャヴァヘティには歴史的にアルメニア人コミュニティが多く居住し、独自の文化的景観を維持しています。アバストゥマニの天文台、ボルジョミ=ハラガウリ国立公園(ヨーロッパ最大級の自然保護区)への南の入口、そして古代のアスピンザ要塞やヘルタ修道院なども見どころです。